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卒論テーマ選定(自らの反省から)

卒論テーマ選定(自らの反省から)

卒論テーマの選定は重要です。書ききれないテーマを設定すると長期化します。 そうならないために考えましたところ、以下の点をチェックすると良さそうです。

  • 身近な、実体験に基づく、個別具体なものを対象にする
  • 自分が書くべきもの、やり切れる範囲を見極める
  • それでもやりたいテーマがあるなら腹を括る

身近な、実体験に基づくテーマ

通信大学生の多くは学業の他に役割を持っています。100%学業に集中できません。 一方、卒業研究は学業に専念している通学生でも時間がかかるものです。 調査の時間が足りない、でもオリジナルでユニークな論を出すとなると、 自らの経験や体験で積み上げてきたものを書くと書きやすいでしょう。 生きてきた時間でカバーです。

個別具体なテーマ

どんなものでも説明できる素晴らしい理論を考えたい、と思う方もいるかもしれません。 しかし、それは学部レベルの範囲を超えていることがあります。 まず、個別具体、しかも身近で実体験に即したものを考え、 それを説明できるモデルを作ることで、研究の基礎を身につける必要があります。

自分が書くべきもの

文学部の研究では(特に2/3類)、自分から距離のある対象を研究する方も出てきます。 そんな場合、テーマ選定次第ではプロの研究者と競合してしまう恐れがあります。 自分が書くべき、やり切れる範囲を確定することも必要な気がします。

腹を括る

テーマが困難だと感じたら、選択肢は3つあります。

  1. 諦める
  2. 軌道修正する
  3. 生き残る

生き残るを選択する場合、腹を括ってそのテーマを他の誰よりも詳しくなる覚悟で研究に没頭するしかありません。 やり切るまでやる、が必要です。

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